Nobby’s farm

中年ど真ん中のサラリーマンが百姓を目指す日記

ルーツ その②

こんにちは。

生粋のサラリーマンがどうして農家を目指そうと思ったのか。

 

前回、僕の育ってきた環境を書かせていただいたのですが、母方の実家が農家だったというだけで、幼少期の僕が

「農家のおじさんに俺はなる!!」

なんて思うはずは微塵もなく、もちろん

「サッカー選手に俺はなる!!」

と思うわけもない。ただ何となく

「サラリーマンになるんだろうなぁ」

「しかも“普通の”…」

とどこか確信的に感じながら十数年。

 

思いが通じて“普通の”サラリーマンになる事ができました。

 

決してサラリーマンを馬鹿にしている訳ではありません。

おかげで今、余裕があるわけでは無いにしても、こうして一般的な生活を営む事が出来ている訳ですから。

 

話がかなり脱線しましたが、大学を卒業した僕はというと。

 

とある会社へ入社、約5年営業職をさせてもらい小さな営業所を任されるようになったのですが、事業の大幅縮小とやらであえなく閉鎖。それを機に初めての転職をすることにしました。

 

それなりにショックを受けたので転職するなら次は絶対「安定した会社」と職探し。

幸いある程度大手のゲーム会社へ就職することが出来たのですが、僕の見る目が無かったのかわずか1年足らずで全く別の会社へ吸収合併される事に。

転籍か退職かの選択を迫られ、合併先は一応大手企業だった事もあり試しに転籍の道を選んだのですが、その会社(ホントは実名上げたいくらい!)睡眠時間が3〜4時間取れれば御の字、社内競争が激しく人間関係は殺伐としていて毎日のように罵声が飛び交うような、今では考えられないブラック企業

 

それからどうにか約1年頑張りましたが、体重が10kg近く減り、心身ともに疲れ果てて退職…

 

最初もその次(転籍先も)の会社も一応上場しているいわゆる“大手企業”と呼ばれる会社だった訳ですが、僕が望んだ「安定した」会社とは感じる事が出来ず、結局3つの会社を渡り歩いて4度目の就職をすることになったのです。

 

そして21世紀を迎えた2001年、前の会社で大手と呼ばれる企業や人間不振に陥っていた僕は、小さくても「温かい」そしてやっぱり「安定した」会社へ就職したいと今の会社へ行き着きました。

 

ようやく「安定した」職に就くことができた僕はこれを機にそれまで付き合っていた彼女と結婚。ようやく“普通の”生活を手に入れる事ができたのです。

 

そしてこの結婚が僕に農業への思いを芽生えさせる大きなきっかけとなったのです。